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旋律の妙味

ジブリ新作「崖の上のポニョ」の主題歌は素晴らしい。

子供達も大人も、いったん頭に入ったら抜けないんではないか。

よく「メロディが一日頭の中を回ってる」という、ああいう中毒的な魅力を感じる。

な〜んでか。(←堺すすむか)

歌メロ冒頭の「♪ポ〜ニョポニョポニョ」の音階はすべてトニックコードの構成音であり、その次の「♪魚の子」のメロディは
サブドミナントの構成音だ。

つまり、キーがCだとすると冒頭部分はすべて「ドミソ」、その次はすべて「ドファラ」で作られている。

だから聞き手が無意識に素直な安心感を感じるのだ。

それは例えば、原っぱでお父さんがバットを持って構えるムスコに
「ほーら、打ってごらん」と打ちやすいタマを放ってやるのに似ている。

また、主人公「ポニョ」の発音は「ポ」の部分のアクセントが強い単語だ。

だから出だしの音階も、「ポ」の音のほうが「ニョ」の音よりつねに高い。

でありながら、そうした作り込みのテクニカルなことを感じさせない柔らかなメロディがとにかく素晴らしいのだ。

しかしメロディの構成が分散和音に近いから、音階が飛ぶ分、ヴォーカルの大橋のぞみちゃんは大変だと思う。
ということは両脇に控える元まりちゃんズの二人が、ただのオッサンのふりをしながら実は水面下で音楽的に大きな役割を果たしているのではないかと思う。

個人的には今のところ、今年一番のメロディだ。

♪本日の通勤BGM〜マイケル・シェンカー

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コメント

さすが久石譲さん。
感動は意図的に作るものだと豪語するだけのことはありますかね。

ただ何度聴いても「ポーニョポニョポニョ」の後に「ウサギのダンス~♪」と出てきてしまうオレっていったい。

投稿: 潮騒にガムラン | 2008年7月30日 (水) 09時27分

ガムランさん、そのあとに「なに見て跳ねる〜♪」と続けて、組曲の出来上がり♪
なかなかプログレな感じですね。なに見て跳ねるかというとそりゃもちろん月なわけで、月といえばDark Side。
ほらやっぱりプログレッシブだ♪

投稿: Kenta | 2008年7月30日 (水) 11時57分

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