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VAGABOND

VAGABOND
長らく探していたVAGABONDの1stをようやく入手した。

出掛けた先にCDショップがあったら必ず覗くようにしているが、その地道な努力(^^;の賜物。

ロニー・ル・テクロがTNT脱退後、二年の充電期間を経て満を持して復活したバンドだ。

実はこのバンドを追ったのはTNT繋がりではなく、ヴォーカリストが当時まだ無名だったヨルン・ランデだからで、10数人からヨルンを選び出したロニーの眼力(というか聴力)はさすが。
本当に、随所でハッとするほどデビカバだ、この人。

TNTの先入観そのままに聴くと肩透かしを食うほどこのバンドのサウンドはバラエティに富んでいる。

いや、バラエティに富むというより、これがそもそもヨーロピアンロックの自由度なのだ。

ロニー自身のライナーにもこう書いてある。
「ヨーロッパこそハードロックの原点だ。もうアメリカに戻るつもりはない。アメリカに本当のロックというものを教えてやりたい」
なんとも胸のすくようなコメントだ。

ハードロックのみならず、TNTではなりを潜めていたブルーズや、中期PINK FLOYDを彷彿させるような不思議な展開の曲など、たっぷり時間をかけたと思える実にヨーロピアンロックの奥深さを象徴するような作品に仕上がっている。

先に手に入れていた2ndと併せ、結果としてこのバンドが市民権を得るまでに浮上できなかった理由は、やはりロニーが背を向けたアメリカを中心とした商業音楽主義に敵わなかったからだということは否めないけれど、ずいぶん久しぶりにヨーロッパのロックの凄みというものを味わった。

素晴らしいアルバムだよ、これは。

廃盤なのにお安く売ってくれてありがとう。

ホントにユニオンさまさま♪

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